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記事: 加速する”森林破壊”の現状|地球に起こっている5つの環境への影響。

加速する”森林破壊”の現状|地球に起こっている5つの環境への影響。

加速する”森林破壊”の現状|地球に起こっている5つの環境への影響。

私たちが、生物が生きていく上で欠かせない酸素は、地球上に数多く存在している木や草花などの植物が生成しており、気体バランスの大多数を『森林』で保っています。 しかし世界の森林面積は、約520万ヘクタール/年間という驚くべき速度で、それも私たちの手で破壊が進んでいるのはご存知でしょうか? 今回は、『森林破壊の現状』をテーマに、地球の森林では何が起こっているかを解説します。

森林破壊の現状

森林破壊とは

森林破壊を実施している写真 森林破壊とは、『森林の伐採や焼失によって、世界の森林面積が減少している状況』を呼称します。 大なり小なり世界中で発生しているのですが、2016年、特に大幅な森林破壊が発生した国々はインドネシア・ブラジル・タイ・コンゴ民主共和国・アフリカ等の熱帯雨林が主とされており、最も大規模であったのがインドネシア。 国連環境計画協力センターの研究によると、2000年以降、インドネシアでは※1577万ヘクタールの森林地を失っているとの結果が出ています。 ※東京ドーム335万個分の面積。

このままだと、熱帯森林がなくなる?

一説では、現在の森林破壊のレベルが進行した場合には、世界の熱帯雨林は僅か100年で完全に消滅すると言われています。 (ナショナルジオグラフィックの研究より)

森林破壊の原因

伐採された木々の山 50年ほど前から急激に加速した森林破壊の主な原因は、先進国により商業目的での伐採。発展途上国で伐採された木材のほとんどが先進国へと運ばれ、大量消費されています。 その他にも、温暖化による気温上昇、干ばつ・落雷による森林の火災は後を絶たず、2019年にアマゾンの熱帯雨林で起こった火災の件数は既に7万件超と、観測史上最多の火災が発生しています。

森林破壊|環境への影響

伐採された森林 漠然と『緑・自然が少なくなるといい気はしない…。』という程度で、実際に森林破壊がどのように地球へ害を与えるか、ご存知の方は少ないと思います。 森林は、地球上のほぼ全ての生物に影響を与える複雑な生態系で、面積が過大に減少してしまうと、世界中で壊滅的な問題を引き起こします。
  1. 温室効果ガスの排出量の増加
  2. 生態系・生物多様性への影響
  3. 水循環・水源かん養機能の低下
  4. 土壌浸食の激化
  5. その他、多くの社会問題へ発展 (生活の質の低下・貧困・紛争等)
では、それぞれの問題を詳しく説明してみましょう。

①温室効果ガスの排出量の増加

宇宙からみた地球の写真 地球温暖化の主な原因だとされる『温室効果ガス』は”地球に温室効果をもたらす気体の総称”で、オゾン・二酸化炭素・メタンなどが該当。樹木を伐採すると、木に貯蔵されている二酸化炭素が大気へ放出されるため、森林破壊は温室効果ガスの排出量増加に大きく影響しています。 ※森林破壊による二酸化炭素の排出は、化石燃料の燃焼後に次いで世界で2番目の排出源。 温室効果ガス増加の影響は温暖化だけに止まらず、ハリケーンなどの異常気象を始めとした”気候変動”を引き起こす可能性も指摘されています。

②生態系・生物多様性への影響

神聖な森林の写真 世界の動植物の約70%は森林に生息していますが、森林を破壊することで彼らはその棲息地を失っていきます。 生物の棲息地の喪失は種の絶滅に繋がったり、周辺に現地民にとっての貴重な栄養源を剥奪することにも繋がるのは明白でしょう。 例えば、森林破壊によって繁殖の機会を奪われたテナガザルの個体数の減少していたり、ミツバチのような昆虫の棲息地が制限されることによって、他の動植物にも影響を与える等の実害が、既に出ているのです。

③水循環・水源かん養機能の低下

水の滴る森林の画像 水源涵養機能(すいげんかんようきのう)とは、 森林の土壌が雨水を貯留することで、河川へ流れ込む水量を調整し、河川の質・量を安定させる機能のこと。 つまり、森林破壊によって水源涵養機能が低下すると、大雨が降った際などに洪水・河川の氾濫を引き起こしたり、雨が途絶えた際に干ばつを激化させたりする恐れがあります。 ⑤にて後述しますが、水は人類にとってのライフラインですので、水の供給が安定化しないと紛争・貧困等の社会問題に発展する可能性も危惧されています。

④土壌浸食の激化

干ばつした大地 森林は、その一本一本の木の根で土壌を安定させているため、森林が喪失することによって深刻な土壌浸食をもたらします。 土壌浸食とは、『土壌が雨・流水・風の作用で侵食されること』。自然状態で起こることもあるのですが、その多くは森林破壊・伐採されたことによる人為的なものが多いと言われています。 土壌浸食が激化することにより、洪水・地滑り等の問題に発展、人々の水が泥に侵され、地域の水質の低下、最終的にはその地域の住民の健康状態の悪化などが問題視されています。

⑤森林破壊は、多くの社会問題を引き起こす!

大木から芽が生えている画像 私たち日本人は、食べ物にはある程度困らず、どこにいても綺麗な水を飲め、夏は比較的涼しい環境で過ごすこともできますが、世界ではその生活が出来ていない国もあります。 上記、①〜④を見ていただくとお分かりの通り、森林破壊はただ大気に影響するだけではなく、環境難民の増加、貧困や紛争、その他のさらなる二次災害の可能性等、様々な観点から問題視されている事象なのです。

まとめ|私たちに出来ることは?

リサイクル人のイメージ画像 世界的な環境問題の一つ、『森林破壊』の悪化を阻止する”根本的な解決策”には国や政府・業界全体での対策が必要です。しかし、私たち個人がこの問題に関心を向け、『身の回りから出来ること』を実践していくことが重要だと筆者は思います。 今日からでもすぐに実践できる、”森林の保全活動”の一例をまとめてみました。
  • 割り箸を使わず、マイ箸を使用する
  • 再生紙や間伐紙を使用する
  • 紙の使用量を減らす
  • 紙製品の使用を避ける
  • リサイクル品を積極的に購入する
  • 森林の保全活動(ボランティア)に参加する
  • 森林保全団体に寄付をする
環境のことを考えた工夫は”5R”が基本です。 割り箸を使わずにマイ箸を使用する『リフューズ=(割り箸を”断る”)』は、森林を守るだけなく、海洋汚染にも非常に効果を期待できます。 参考記事:深刻化する海洋汚染の真実|私たちに何が出来るかを考えよう。 本記事を参考にしていただき、あなたの生活の一工夫が少しでも環境のためになれば幸いです。