ロゴを作るなら必見!失敗しないためのブランドマーク作成マニュアル!
ブランドコンセプトが出来たら、ブランド名、そしてブランドのロゴまたはシンボルマーク(ロゴマークとも言います。)の作成をしていくことになります。
私がロゴを作成する際は、自分では出来ないためデザイナーさんに依頼しています。
デザイナーさんに依頼しているから安心だと軽く考えていても、出来上がってくるのは自分が想像しているものとは違うということがよくあります。
この場合、自分の気持ちをしっかり伝えられていない可能性が高いです。
そこで今回、自分の中の頭の整理も含めて、基礎知識やデザイナーさんに依頼する際に準備すべきコトをまとめてみようと思います。
※デザイナーさん向けではなく、デザイナーさんに依頼したい方向けの記事です。
基本知識
デザインを依頼する前にまずは、基礎となる知識についてお話します。基礎を知っていると構成が立てやすくなりますので、知っておいて損はないです。
ロゴ、マークの違い
「ロゴ、シンボル、マークとかどれのこと言っているかわからないよ」、そういった方のために、まずは視覚的にそれぞれのパターンを見てみましょう。
ロゴタイプ
まずはロゴタイプからみていきます。ロゴとは何なのでしょうか?
ロゴタイプ (logotype) は、図案化・装飾化された文字・文字列のことで、団体名、商号、商品名、雑誌名、書名などを印刷・表示する際に使用される。ロゴと略すこともある
ギリシア語のロゴテュポス (λογότυπος) に由来し、ロゴ = 言葉、タイプ = 活字からなり、本来は1単語のための連字活字を意味した。
『Wikipediaロゴタイプ』より
つまり、言葉で出来ているブランドのマークのことですね。どんなものか実際に見てみましょう。
こちらは皆さんご存知のGoogleのロゴです。文字だけで出来ているので、ロゴタイプです。
ロゴの由来は
複雑にしない事で「なんでもできる」というのを強調し、色の3原色で遊び心を追加しているようです。ただ、「L」の文字だけ3原色に無い色を使う事で、ルールに縛られない会社というのを明確にしている所がポイントです。実際、新しいサービスを次から次へと世に出し続けていますから。
『IT業界の企業ロゴって、こんなに面白い意味があったのか!?』
googleといえば、ブラウザの検索画面のロゴが毎日変わりますね。普通の会社ではこんな事しないですが、さすがgoogleですね。
次は田中一光氏のデザインとしても有名なLOFT(ロフト)のロゴタイプ。
「ロフト」とは屋根裏部屋という意味です。1987年の創業当時、ちょうどニューヨーク・ソーホーでは若手アーチストによるロフト文化がひとつのムーブメントとなっており、先鋭的で創造的なスタイルを持ち込み、「何かが見つかる感性の店」を目指して名付けられました。
『Loft公式サイト』より
注意を示す黒と黄色の配色のため、とても印象的ですね。
シンボルマーク
シンボルマークとは、その家系、会社、団体、個人などを象徴する意匠、マーク。
スポーツの国際大会などの行事のマスコットもこの一種にあたる。古くは、ローマ帝国時代に使った、「魚類」のマーク、騎士の盾や旗指物のデザインから、家紋などもこれに数えられる。他に、ヨーロッパの古い町では、居酒屋や各種専門店の看板のマーク、デザインなども面白いものが多い。
『Wikipediaシンボルマーク』より
簡単にいうとマークです。実例のご紹介しますね。
マクドナルドのシンボルマークです。
ロゴの由来は
「M」のロゴはマクドナルドの「M」かと思いきや、そうではない。シカゴの第1号店には建物の両側の地面から屋根に向かって金色の大きな2本のアーチがあり、この2本のアーチを横から見ると「M」の字のように見える。「M」のロゴは、この2本のアーチが原型となったのだそう。
『マイナビ』より
McDonaldの頭文字かとおもいきや、違いました。「印象的な黄色のM」、見ただけですぐにマクドナルドと分かりますね。
いまや誰もが知っているブランド価値No.1の「apple」です。シンボルマークのりんごがかじられている部分が非常に特徴的で、誰が見てもすぐ「apple」だと分かります。マーク自体は1977年に考案され、手書きで作成されたとのことです。
このようにロゴタイプと違って、シンボルマークは覚えてもらいやすい特徴があります。
ところで、このシンボルマークは精巧に計算されていて、そのほとんどが「黄金比」で構成されているようなのです。ブラジルのビジュアル・デザイナーThiago Barcelosさんが発見して話題になりました。
ちなみにツイッターのシンボルマークの鳥も黄金比が使われているようです。どおりで美しいわけだ。
ロゴマーク
ロゴマークとは、ロゴタイプをマーク化したものです。
国際宅急便の大手企業「FedEx(フェデックス」のロゴです。文字だけ見るとロゴタイプなのですが、一部マークが入っているんです。
フェデックスのロゴは世界的に大変評価が高く、ロゴデザイン特集の際には必ず紹介されてます。
ロゴには、少し分かりづらいですが、EとXの狭間にできる空間に「→」(矢印)の形を入れて、配達の「スピード」や「正確さ」を隠されたメッセージとして表現しています。
この隠されたメッセージを知っていると、話したくなるという口コミによる拡散も狙って作られており、実際にこの口コミが世界中のメディアで取り上げられています。
ブリジストンのブランドマークは、ロゴの頭文字をマーク化しています。
これによりロゴタイプではなく、ロゴマークになります。
赤色といえば、コカ・コーラ、コカ・コーラといえば赤色と言わんばかりに、赤色のイメージが定着しているブランド。
このCoca-Cola(コカ・コーラ)もロゴタイプのマーク化ですね。
シンボルマーク+ロゴタイプ
最後にシンボルマークとロゴタイプを組み合わせのご紹介。
マイクロソフトのブランドマークです。左にシンボルマーク、右にロゴタイプの組み合わせです。
四つのカラーを正方形に配置したシンボルマークは多種多様の製品ポートフォリオを示しており、ロゴタイプには「Segoe」フォントを採用しています。
ペプシも同じく、左にシンボルマーク、右にロゴタイプ。
ロゴの制作者はピタゴラスの定理や黄金比を用いて美しくデザインを作り、地球の磁場や地球力学、相対性理論を用いてより顧客を引き付ける力が込めているそう。
また、宇宙空間の光の引力の考え方を応用して、通路を人が歩くときに棚にあるペプシ・コーラのロゴに無意識的に引っ張られてしまうように引力を計算されているのだとか。
それもそのはず、このブランドマークには制作費1億円。制作期間は5ヶ月、デザイン資料を27ページも作成したそうです。気合の入れようがハンパないですね。
ちなみに、調べた所Googleやコカ・コーラ、マイクロソフトの作成費用は0円だそうです。
大企業でも無料でやっているところもあるぐらいなので、スモールビジネスやスタートアップには出来る限りお金を使わないように製作したいですね。
4種類から考える
- ロゴタイプ
- シンボルマーク
- ロゴタイプのマーク化
- シンボルマーク+ロゴタイプ
ご自身のブランドマークを作る際には、このようなパターンがあることを覚えておいてください。
各パターンの特徴
ここでは、さきほどご紹介したロゴタイプとシンボルマークについての特徴をお話していきたいと思います。
※ロゴタイプのマーク化とシンボルマーク+ロゴタイプについては組み合わせなので省きます。
ロゴタイプの特徴
- ブランド名を覚えてもらえやすい
- 宣伝効果が期待できる
しっかりブランド名を覚えてもらいたいなら、ロゴ自体がブランド名になるため「ロゴタイプ」がオススメです。
以前、待を歩いていると素晴らしいデザインのカバンを見つけたことがありました。
興味をもった私は、そのカバンにブランド名が書いてあるか見ていたのですが、ロゴタイプではなく、シンボルマークのみしか表記されておりませんでした。なので、結局どこのブランドか知ることが出来ませんでした。
こんな風に物がよければ、私のように街を歩いている人や消費者の周りの人にも宣伝効果があります。
また、ブランド名を覚えて頂きたいのなら、今回のカバンのようにブランド名がないと知ることさえ出来ません。
これらの理由から、「ブランド名を覚えてもらいやすい」「宣伝効果が期待できる」がロゴタイプの特徴といえます。
シンボルマークの特徴
- 印象に残りやすい
- 信頼性が高まる
ブランド名よりも、ブランドのコンセプトやマークを記憶してもらいたい場合に「シンボルマーク」は有効です。
ロゴタイプの特徴でお話したカバンのシンボルマークは、遠くからでも形が分かり、今でも記憶に残っています。この記憶というのはシンプルであればシンプルなほど記憶に残りやすいです。
あなたも想像してみてください。シンボルマークを使っている有名企業のマークを。
例えば、スポーツメーカーの「ナイキ」。躍動感やスピード感を表現した非常にシンプルなマークが使われています。
あなたも外出するときに、一度このような目線でロゴやマークをみてみてください。文字よりもマークの方が印象に残りやすく、認識もしやすい事を実感して頂けると思います。
そして、そのマークに込められた意味を知ると更に記憶に残りやすくなります。
また、マークがあるということは、コンセプトをかかげ、その実現のために活動している本気度合いが見て取れます。中にはとりあえずブランドを作ったので、ブランドマークがないから文字をロゴにしようとする人もいます。
ブランドの作成意思を知らなくても、私達はこういった部分を無意識に判断してとらえています。
なので、印象や求めたり、信頼性を強調したければシンボルマークがオススメですね。
シンボルマークとロゴタイプの使い分け
さて、「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」の各特徴についてお話しましたが、実際作成する際に迷われると思います。
そこで「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」を両方作って使い分ける方法があることもお伝えします。これはそれぞれの良い特徴を活かす方法です。
先程お話したようにシンボルマークは印象や信頼性があり、ロゴタイプはブランド名の認知、宣伝効果があります。つまりそれらに適した場所に適したモノを選べばいいのです。
あなたを知らない人に「あなたの名前」「あなたの顔」、まずはどちらを覚えてもらいたいのか?
このようにあなた自身をブランドとして例えるとわかりやすいです。
例えばfacebookだと顔出してない人、お友達になりたいと思いますか?
ならないですよね。この場合は顔(シンボルマーク)を優先しなければなりません。
では、メールを送る場合、送信者名がなく、顔だけ送られてきたらどうですか?
この場合は、顔よりも送信者名がない方が心配ですよね。これは例えですが、こんなふうに戦略的に適材適所使い分けるというのもありです。
ちなみに、ロゴタイプをマーク化するのもありです。この場合はひとつで済みますのであまり考える必要もなくなります。
各色の特徴
次は各色の特徴を見てみましょう。色を選択する際の参考にしてください。
白 (ホワイト)
特徴
- 信頼感を与える。
- 健康に一番良い色。
与える印象
- 清潔な印象を与える。
- 実際よりもモノを軽く感じさせる。
- 始まりを感じさせる。
- 汚しにくく感じる。
- 気分を一新する。
- 広さを感じさせる。
連想イメージ
- 頼りない
- 可能性
- 軽い
- 健康
- 正義
- 平和
- 純粋
- 味気ない
- 無
- 明るい
- 冷たい
- 空虚
使用企業
- カップヌードル
背景などにはよく使われますが、あまりイメージカラーが白のブランドマークは少ないですね。
黒 (ブラック)
特徴
- 強さや権威を与える。
- 組み合わせる時、他の色への影響が大きい。
与える印象
- モノを重く感じさせる。
- 強さ、圧力、権力などを感じさせる。
- 高級感を与える。
- 自己主張を強くする。
- 暗い気持ちにする。
- 老化を促進させる。
連想イメージ
- クール
- どん底
- 悪
- 暗い
- 恐怖
- 拒絶
- 孤独
- 高級
- 神秘
- 重力
- 男性的
- 忠実
- 不気味
- 不安
- 冷酷
使用企業
- NIXON
- NESCAFE
- ミニ
- ナイキ
赤 (レッド)
特徴
- 視認性効果が高い。
与える印象
- 活力を与え、前向きにする。
- 興奮をうながす。
- 熱や暖かみを感じる。
- 食欲を増進させる。
- 関心を集める。
連想イメージ
- 自己主張
- 生命
- 怒り
- 争い
- 情熱
- 緊張
- 活発
使用企業
- JAL
- コカ・コーラ
- YouTube
- ドコモ
- 楽天
青 (ブルー)
特徴
- 集中力を高める。
与える印象
- 集中力を高める。
- 食欲のコントロール。
- 気持ちを落ち着かせる。
- 時間の流れを遅く感じる。
- 睡眠を促進する。
連想イメージ
- デリケート
- 開放感
- 平和
- 涼しい
- 眠り
- 落ち着き
- 忠実
- 冷たい
- 冷酷
使用企業
- ANA
- freee
- SAMSUNG
緑 (グリーン)
特徴
- 安心感を与える。
与える印象
- 心や身体を癒やす。
- 疲れた目を休ませる。
- 緊張を緩和する。
- リラックス効果がある。
- おだやかな気持ちになる。
連想イメージ
- エコロジー
- さわやか
- くつろぎ
- 安全
- 回復
- 環境
- 希望
- 再生
- 生命
- 若さ
- 保守的
- 未熟
使用企業
- ニトリ
- スターバックス
- Evernote
- LINE
黄色 (イエロー)
特徴
- 明るい印象を与える。
与える印象
- 集中力を発揮させる。
- 判断力をあげる。
- 記憶力を高める。
- 注意をうながす。
- 気分を明るくする。
連想イメージ
- 明るい
- たのしい
- 活発
- 奇抜
- 緊張
- 軽い
- 若さ
- 注意
- 発展
- 不安
- 幼さ
- 陽気
使用企業
- ヤマト運輸
- ロフト
- マクドナルド
- ココス
橙色 (オレンジ)
特徴
- ポジティブな印象を与える。
与える印象
- 食欲を増進させる。
- 陽気な気分になる。
- エネルギーと開放感を与える。
- 親しみやすく仲間意識を高める。
- 緊張を和らげる。
連想イメージ
- 暖かい
- ビタミン
- 活力
- 健康
- 元気
- 好奇心
- 自信
- 社交的
- 見下す
- わがまま
使用企業
- ミクシイ
- エルメス
- Amazon
- ダイエー
桃色 (ピンク)
特徴
- 柔らかく、優しい印象を与える。
与える印象
- 幸せ、優しい気持ちになる。
- 心も身体も若くなる。
- 愛らしく見える。
- 安らぎを得られる。
- 愛情を求めるようになる。
- 緊張をやわらげる。
連想イメージ
- アイドル
- エロティック
- 女性的
- 美容
- ロマンチック
- 開放感
- 感謝
- 甘い
- 心
- 派手
- 幼稚
- 繊細
- 不安定
使用企業
- ピーチ
- バスキン・ロビンス(日本のサーティワン)
『色カラー』参考
ブランドマーク作成のポイント
実際に作る際に注意すべきポイントを簡単にまとめてみました。
シンプルである
何度もお話しましたが、やはりシンプルにすることで下に書いたような記憶に残ったり長期的に使えるものになります。第一に考えるべきポイントです。
記憶に残る
ブランドマークはシンプルゆえ、覚えやすく記憶にも残ります。この関係を理解してブランドマークを作りましょう。
長期的に使える
ロゴは1年や2年で変えたりするものではありません。10年、20年、100年と将来長期的に使えるものを目指しましょう。
柔軟性がある
完成したブランドマークはあらゆる所に利用します。封筒、書類、製品、パッケージ、店舗など、どこに利用しても応用の効くものを創りあげましょう。
だれにでも受け入れられる
あなたが一部の範囲でしか行動しないのであれば良いかもしれませんが、国や民族も含めてどんな人にも受け入れてもらえるものでなければ、活動範囲を自ら狭めてしまうことになります。
依頼するために準備すべきこと
では実際にブランドマーク作成を依頼するために必要な準備をしていきます。
コンセプトをまとめる
ブランドマークを作る前に、まずはブランドコンセプトを作りましょう。コンセプトがないとデザイナーさんも作り用がないので必ず準備してください。
ブランドコンセプトの作り方は『3ステップで誰でも出来る!ブランドコンセプトの作り方』に書いてますのでこちらを参考にしてください。
ラシカルの場合は「自分らしく、重荷を降ろして軽くストレスフリーに生き、豊かな生活と社会の実現する。」です。でもこれだけでは分かりにくいので他にも色々準備します。
名前の由来は?
こちらもデザイナーさんがデザインする際に参考になるので、是非お伝えしてください。
名前はコンセプトから生まれてきますが『ブランド名をつけるときに参考になる5パターン32選』に名前をつけるための参考記事を書いてますのでご参考にしてください。
ラシカルの場合は、「自分らしく、軽く生きるのラシとカルを組み合わせてラシカル」
事業内容を書き出す
ご自身がこれから行う事業内容を書き出してください。
ラシカルの場合は、「シンプルライフや自分らしさを表現し、生活が豊かになるような商品の開発・販売。また、それらを実現するための情報提供。」というような感じです。
客層を伝える
ターゲット層は、「良質なペルソナ分析と作り方・手法を公開」このあたりの記事ですね。
10年後、20年後はどうあってほしいか?
もちろん10年後のことなんて分かりませんが、なんとなくでいいので、イメージしておいてください。
ラシカルの場合は、「世界各地で当ブランドの製品や情報を提供し、世界規模で、豊かな暮らしを提案する手助けをすること」です。
気になるロゴを用意する
あなた自身が良いと思ったロゴタイプやブランドマークなどを集めてください。
それをみて、雰囲気なのか、一部なのか、どの部分が気に入っているのかをデザイナーさんにお伝えするだけでイメージが伝わりやすくなります。
競合他社のロゴを調べる
競合他社はどんなタイプのロゴを使っているのかも見ておきましょう。
シンプルなのか、複雑のか、クラシックなのか、先進的なのか、これらの情報を元に自分のロゴがどの位置であれば際立つのかも考慮して考え、それをデザイナーさんに伝えます。
色を決めるが、色でごまかさない
色によって大きく印象が異なりますので、希望の色があれば初めから、伝えておきましょう。
ただ、長く使える良いシンボルはシルエットも重要なので、白黒とお好きな色の2パターンを作ってもらった方がよいかもしれません。
ロゴの表示方法
日本語なら漢字、カタカナ、ひらがな、英語なら大文字、小文字などどの表記を使うか決めてください。
ブランドマークの種類を決める
こちらはこの記事でお伝えした、ブランドマークの種類です。この選択で内容も大きく変わりますので慎重に考えてください。
どんな部分を強調したいのか?
強調する部分を予め伝えておけば、自分の思った通りになりやすくなるので分かる所は先に全部お伝えします。
例えば、シンプルにしたい、色は赤、ロゴタイプ、デザインのイメージはgoogleぽいものなど。
ブランドマークに求める第一印象
希望の印象を伝えておけばデザイナーさんもイメージしやすくなります。
ラシカルの場合は、「覚えてもらいやすいシンプルな印象が希望でした。」
作っていただいたのは、こんな感じになりました。
デザイナーさんに、これらをまとめて提出することが出来れば、かなりイメージに近いものが出来てくるようになります。
デザイナーさんを探す
準備ができたら次はデザイナーさん探しです。
デザイナーさんにご依頼できるサイトがありますのでコメント付きで色々ご紹介したいと思います。
クラウドワークス
「クラウドワークス」
クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」。
ロゴだけでなく、ブランド名の提案やアイコン、イラスト作成、リサーチ、システム構築など色々な方が登録されていますので、ご依頼できる仕事も多種多様です。私もよくここ経由で依頼させて頂いています。
ランサーズ
「ランサーズ」
「ランサーズ」もクラウドワークスと同じようなサイトでロゴ以外にも色々なご依頼ができます。登録者層が若干違うのかもしれません。
クラウドワークスも同じですが、コンペ(コンペティションの略で競争の意味)と呼ばれる依頼方法があり、ロゴの作成依頼額が2万円程度でも20-30件のご提案を受けることが出来ますのでオススメです。
ロゴエキスパート
「ロゴエキスパート」
ロゴ専門で制作を請け負っている会社なので、信用は出来そうです。値段は29,800円で3提案以上となっていますね。制作したロゴを使って、名刺やチラシ、パンフレットも作ってくれるそうです。
ロゴマーケット
「ロゴマーケット」
「ロゴマーケット」は依頼するタイプではなく、既にロゴマーケットが作成したロゴを買い取るタイプです。値段は19,800円~59,800円で、デザインにより異なります。
選ぶのが大変そうですが、ロゴマークコンシェルジュというサービスもあるようです。また商標登録も弁理士事務所と提携して63,700円で行っていますので、お得ですね。
ロゴプラス
こちらは商標登録と連携していることを大きく売りにしているサービスです。ただし、値段が高いのであまりオススメできません。
色々なサービスが出ておりますが、とにかく安く済ませたければクラウドワークスやランサーズに頼むのが良いと思います。
スタートアップ時はあまり費用をかけない方がよいので、活動の準備や成功への確信が出来てから商標登録でも大丈夫かと思います。もちろん、お金に余裕があるなら申請するに越したことはないですが、商標登録だけして活動出来なかったら元も子もないですからね。
参考になるサイト
最後にアイデアの参考になるサイトを掲載しておきます。
『logofury』
『dribbble』
まとめ:準備が大事
お伝えしたように、企業によってはロゴに多額の費用を使い、作成しています。これはロゴが発信する大きな価値を作っていくためです。
個人や中小企業ではあまり実感がわきにくいですが、しっかりとブランドコンセプトにそって活動を続けていけば、将来的に必ず価値が生まれてきます。
将来のためにも、しっかりとしたロゴ制作の準備をして誇れるシンボルになるように進めていきましょう!
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