取材・インタビューに手書きメモはヤバい!録音を絶対オススメする理由
メディアの運営や自営業、フリーランス・ライターをされている方で、著名人や知識人の方から取材・インタビューをする必要がある…。といった方へ。
初めての取材で不安は山積みですが、最も多い疑問の1つとして『手書きメモ or 録音?』が挙げられます。
今回は、幾度も取材を行ってきた筆者が、『迷ったら絶対に”録音”をおすすめする理由』を詳しく解説します。
はじめに・結論
本記事では『録音の方がいい。』ということを下記の理由で述べています。
- そもそも、紙のメリットがほぼ無い
- コミュニケーションがとりやすい
- 紙媒体を持たず、荷物をミニマルに
- 取材内容を紛失する危険性が少ない
- 文字起こしにお金はほぼかからない
- 話をさかのぼり、聞き直せる
- 情報ではなく、”会話”を収録できる
また、自営業やフリーランスの方向けに書いていますが、会社員の方も想定し様々なケースで説明しています。最後には『メモの方が良いケース』も書いていますので、最後まで読んでみて下さい。
取材|手書きはナシ!録音の一択!
では、さっそく本題から。録音か手書きかを検討するにおいてハッキリさせておきたいのが、『取材・インタビューの失敗は何か、』ということ。
逆に言うと、失敗が起こる確率の低い方を選んだ方がベターなのは、至極当然なロジックだと思います。
取材・インタビューの失敗例から学ぶ。
ずばり、筆者が今まで経験してきた中で『やってしまった〜!』という取材は、下記が理由です。
- メモ・データの紛失
- 聞きたい話が聞けなかった
準備不足や企画段階での検討不足など細かい失敗の要因は様々ですが、上の2つさえ何とかなっていればある程度までは修復可能です。
ただ、この2つの事例だけはもう、起こってしまうとボツになる勢いでどうしようもありません。
メモ・データの紛失
ここでいう紛失は、録音でいうところのファイル破損・録音未収録。メモの場合は書き漏れ、メモの破損や紛失のことです。
まず、録音でのファイル破損は数年やっていて起こったことがありません。が、私がiPhoneで録音をしてた時代に、『途中で電源が切れてオジャン…。』は1度だけありました。
これらのリスクは録音を『レコーダーとiPhone』など、2台以上セットすることで確率は限りなくゼロに近づきます。
対して手書きはどうでしょうか。手書きのメモは、相手の話を聞きながら(インプット)、情報をメモに書いていく必要があります(アウトプット)。
書くことに集中してコミュニケーションを怠ってしまうのもそうですが、メモの書き漏れがあることも考え得ます。
このように上手くメモを取れないと、持ち帰ってからが非常に弱いのがメモの最大の弱点。
聞きたい話が聞けなかった。
これは準備不足であることも原因として挙げられますが、そもそもの”コミュニケーション不足”が要因のケースもあります。
取材は話を聞きながら、『次に何を聞くか、話が逸れていないか、材料が十分か…』などを考える必要があるので、ただの談話とはわけが違います。
つまりメモを書かなくとも、取材にはそもそも頭を使った能動的な判断、”アウトプット”が必要。
ただでさえ、イン・アウトプットの両立を計らないといけないわけですから、メモなんて悠長に書いているヒマはありません。対して録音の場合は、ボイスレコーダーをONにしておくだけで、話と取材内容に集中することができます。
録音のメリット
上記だけではなく、録音には手書きメモには無い多数のメリットがあります。
- そもそも、紙のメリットがほぼ無い
- コミュニケーションがとりやすい
- 紙媒体を持たず、荷物をミニマルに
- 取材内容を紛失する危険性が少ない
- 文字起こしにお金はほぼかからない
- 話をさかのぼり、聞き直せる
- 情報ではなく、”会話”を文字に出来る
- データを共有・転記するのが楽
特に、会話全文を文字にできるのは録音のとても大きなメリットの1つで、情報ではなく会話や話し方を文字にすることで、記事・コンテンツにライブ感を持たせることが出来ます。
さらには文字起こしの際にデジタルにするわけですから、記事を書く際にそのまま転記出来たり、社内で共有しやすいのも大きな理由の1つです。
録音のデメリット
取材時の録音の唯一最大のデメリットが、『文字起こし』という一工程が必要なこと。タイピングが非常に早い私でも、1時間のテープを起こすのに1時間前後はかかってしまいますし、対話者によっては2時間以上かかることもあります。
このデメリットを消化するポイントは、『文字起こしを外注すること。』です。1時間のテープであれば、フリーなら500円〜探せますので、外注してしまうのもアリですね。
手書き・メモがオススメのケース
ただ、全てのケースにおいて録音が有利かと言うと、そうではありません。
- 話ではなく、”情報”が欲しい場合
- ”文字起こし”を自分でやる場合
上の2ケースの場合は手書きでもいいかな…と、筆者は思います。
(もちろん、ボイスレコーダーも置きますが。)
特に1つ目の、”情報”だけが欲しく全文は必要ない、一部の貴重な情報以外が蛇足となるケース。
私ならボイスレコーダーとPCメモにしますが、人によっては手書きのメモを使うのもいいかも。
また2つ目、文字起こしを自分でやることを想定している…や、機密情報を扱うため外注が難しいなど、どうしても自分で文字起こしをする必要がある場合。
単純に面倒なので、メモで簡略化してしまうのも方法の1つです。
まとめ
語弊のないように最後に念押しておきますが、結局は録音でも手書きでも、やりやすい方がいいとは思います。しかし、少なくとも録音しないことにメリットはないですよね?という趣旨の記事でした。
Amazonなどの通販で探すと、ボイスレコーダーは1000円程度で売っていますし、現に格安のレコーダーを使用していますが困ったことは一度もありません。
はじめて取材をされる方は、是非録音で。手書きの方も、ボイスレコーダーの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
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