コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: 金に人の未来を奪う価値があるとは思えない。紙だぜ、簡単に燃える。

金に人の未来を奪う価値があるとは思えない。紙だぜ、簡単に燃える。

金に人の未来を奪う価値があるとは思えない。紙だぜ、簡単に燃える。

今回は今まで見た中で一番考えさせられた、面白いアニメをご紹介します。衝撃的で、理解するためにかれこれ10回ほどは見ましたよ。

アニメについて

三國宗一郎

しょせん金は金か、あるいはそれ以上のものか、それ以下のものか。立場が変われば見え方も変わる。不思議なものだな金というものは。唯一にして無二、誰にとってもそのはずだが、それに気づいていくものはわずか。

そんな言葉から始めるそのアニメは、ちょうど東日本大震災が起きた1ヶ月後の、2011年4月から6月にかけて放送された『C』。

副題には『THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL』とあり、お金と現代社会の未来を描いた物語であります。ちなみに私はリアルタイムで見ていました。

簡単にストーリーを説明すると、ある日突然大学生のヨガキミマロの前に、真坂木と呼ばれる人物が現れます。

真坂木は、お金のないキミマロに「あなたの未来を担保にご融資させていただく」と伝え、手付金として多額のお金を銀行口座へ振り込みます。

困惑しながらもその金を使ってしまうキミマロは、金融街へ連れて行かれます。そこでキミマロを待ち受けていたのは、自分と参加同士で未来を担保に「ミダスマネー」を奪い合う「アントレプレナー」としての道。

金融街では、ディールと呼ばれるアントレプレナー同士の戦いがあり、必ず毎週行う必要があり、負ければ未来を担保にしているだけあって現実世界の未来が失われます。

今までいた人が、ディールの影響で始めからいないことになっていたり、企業が倒産したり様々な未来が失われていきます。

勝っても誰かが傷つき、負けても自分が傷つく状況に葛藤しながら、成長していくキミマロ。

最後には金融街で得たミダスマネーを使って日本を買い支える、金融街で最も財力のある「三國壮一郎」と戦うことになります。

三國壮一郎はミダスマネーを現実世界に大量に流入し、未来を犠牲に「今」を維持しようとします。

キミマロは、「未来」を取り戻すために、日本円の価値をゼロにして金融街を潰そうとします。

結末はいかに?!

https://youtu.be/Bty_BlTW_UQ

『C』のPVはこちら。

一応本編もyoutubeから見れますが、公式じゃないぽいです。

youtubeで『C』の検索結果から

最後に

このアニメが面白いのは、今私たちの経済で実際に起きている問題が描かれていることです。

「現金の引き出しは自由。ただしあなたの将来を担保にさせていただく。」という名言が、10年近く前だけどビビっと来たのを覚えています。

現代社会でも未来に投資するため金借りたけど、失敗して返せなくなり未来を失う人多いですよね。

今を犠牲にして未来を取るのか、それとも今が重要なのか人それぞれ考え方はあると思いますが、私たちの生活に常に密接な関わりのある「お金」を題材にした作品なので、ぜひお時間があれば見てください。

社会経済に興味がなくても、自ずと関心が高まると思います。

『C』自体はお金の仕組みを学べるアニメではなく、お金そのものについて自分で考えるきっかけになってほしいという願いが込められているそうです。

少なくとも、私はこのアニメでお金と人生そのものを考えるきっかけになりました。