サスティナブルシューズとは？服だけじゃない、サスティナブルファッションの行方
昨今アパレル業界では、地球環境に配慮したサスティナブルな素材を使ったファッションが度々注目を集めています。
今回は、環境問題に配慮して作られる「サスティナブルシューズ」についてご紹介。
アパレル業界が環境のために取り組むクールなモノづくりは、服だけじゃなく多岐に渡ることなど、より深く知るきっかけになっていただけたらと思います。
サスティナブルファッションとは？
『サスティナブル・ファッション』とは、最新のリサイクル技術を用いたアイテム作りや、限りある資源のひとつである天然素材に頼らないことを指します。
アパレル業界は地球環境汚染への影響が強いと懸念されている業界で、「大量生産・大量消費・大量廃棄」が地球温暖化を助長させていたりと、環境に及ぼす影響度の高さが大きな問題となっています。
「サスティナブル」については、下の記事に詳しく書いています。
https://www.rasical.com/blogs/sustainable/what-is-sutainable
サスティナブルを意識したアパレルブランドが増加
出典：https://www.highsnobiety.com/
こうした環境問題への意識が高まる中、近年では持続可能なファッションを目指すべく、多くのブランドやデザイナーたちが、サスティナビリティあるアイテム作りに励んでいます。
2010年代は安くて、大量生産型の「ファストファッション」が主流でした。2020年代のこれからは地球に優しい「サスティナブルファッション」へのシフトチェンジで、業界全体と私たちの生活も変わろうとしています。
足元もサスティナブルに！靴だってエコの時代。
出典：https://thegreenhubonline.com/
様々なファッションブランドが、自然や地球環境に配慮した取り組みを行っていますが、シューズブランドでもサスティナブルなアイテムづくりが注目を集めています。
「オシャレは足元から」なんて言葉もありますが、毎日履いて消耗している靴だからこそ、環境や社会について考えてみたいものです。
サスティナブルシューズの素材
出典：https://www.smartgreenpost.com/
ここでは、「サスティナブルシューズ」が作られる素材をご紹介します。
- メリノウール（羊毛）
- ツリー（木）
- シュガー（サトウキビ）
- ペットボトル
- ヒマシ油
メリノウール
人間の髪の毛より遥かに細いメリノウールは、通気性や温度調節機能に優れており、優しい肌触りも特徴です。
そして自然の素材を活かせる羊からシューズを作ることは、従来の合成素材よりもエネルギー消費を60%も削減出来ると言われています。
ツリー
サスティナブルシューズでは、テンセル・リヨセルというユーカリの木の繊維から生地の元となる「糸」を紡ぎ出し靴の素材として使用しています。
ユーカリの木の素材はシルクのような滑らかさがあり、風通しが良いというメリットもあります。
シュガー
サトウキビから出来た「スウィートフォーム」という繊維も、靴の素材として使用されています。
成長が早く再生しやすい上、CO2を吸収してくれる働きもあるサトウキビをモノづくりに活用することは、非常に高いサスティナビリティだと言えます。
ペットボトル
出典：https://www.packagingstrategies.com/
服のサスティナブルな新素材として再利用できる廃棄ペットボトルは、ボトル１本に対して靴紐２本分にリサイクルされます。
実際に買える！オールバーズのサスティナブルシューズ。
オールバーズの靴は、サスティナブルな生産背景があることはもちろん、製品がデザインと機能的に優れているという点でも話題になっています。
そんなオールバーズの製品は、タイム誌から「世界一快適な靴」と高評価を得るほどの優れモノ。30日間、サスティナブルシューズを試せるサービスもあるので是非チェックしてみてください。
まとめ
私たちが毎日履いている靴も、地球環境に配慮したサスティナブルなアイテムづくりが出来ることは驚きでしたね。
今回ご紹介したオールバーズのサスティナブルシューズはオンラインでも購入することが出来るそうです。頻繁に消耗するものこそ、地球に優しいアイテムを選びたいですね。
