テクノロジーが変える農業と食事のあり方
この記事では、MAKING OUR MARKET KYOTO 2016の中のDEMOCRATIC MARKETに参加した2日目についてお話します。
1日目の記事はこちらから→『フェアトレードが普及した先に、明るい未来は存在するのか?』
2日目について
内容については下記をご覧ください。
1.17 sun. ”たべるを作る”
13:00–
Inspiration Movie
映画|エディブル・シティ
〈STORY〉
場所はサンフランシスコ、バークレー、オークランドの3都市。経済格差の広がる社会状況を背景に、新鮮で安全な食を入手するのが困難な都市で、市民自らが健康で栄養価の高い食べ物を手に入れるシステムを取り戻そうとさまざまな活動が生まれて行く。そして、一人
一人の活動がコミュニティを動かす力となり、社会に変化をもたらす。卓越した草の根運動のプロセスを実感できるドキュメンタリーフィルム。14:30 –
Talk Session
鈴木栄里さん |映画『エディブル・シティ』翻訳者
西村和代さん |一般社団法人 エディブル・スクールヤード・ジャパン共同代表16:00-
Talk Session
西川亮さん |NPO法人Co.to.hana代表
食を通じて社会を変えようとするドキュメンタリー映画『エディブル・シティ』を見たり、トークセッションのお話しで未来について考えてみたので残しておこうと思います。
※映画についての記事じゃありません。
私の中の食べるについて
食については、中国滞在時に体調を壊してから真剣に考えたことがあります。
食べ物は美味しいのでその時は問題ないけど、数日後に嘔吐や吐き気がしたり、コンディションが良くない状態を沢山経験したので、どうすれば体調が良い状態を保てるか色々実験してました。
中国では体調回復のために、よく断食や1日1食を行っていました。これを行うと自然に体調が良くなってきます。
日本でも集中力が続かないことが多くあったので、この方法を取り入れると集中力が増しました。どうやら食べないと胃が休まるので、その分体力を使わずに疲れにくくなるようです。
また、睡眠時間も減りました。ただ、間食を食べてしまうと逆効果になっちゃいます。これは要注意です。冬は寒くて体力消耗も激しいので難しいですが、秋や春なら慣れれば1日1食で十分です。
私はこんな風に食事の数が減ったので、モノと同じように質を重視して食べるようになりました。
質を重視したといっても高級なものではなくて、バランスの取れた自分が満足する食事をしています。
例えば日本では、大抵の場所はコンビニやファストフード店など身近に食べ物が買えるお店が沢山あります。
でも自分の好きな活動を全力で行いたいし、健康のことを考えると、こういった長期保管出来る添加物がいっぱい入っているものは食べない方がよいし、大豆や鶏肉など選んで食べるようにしています。
経験することの重要性
この映画は、都市圏でも栄養価の高い健康的な食事を出来るように市民が自分たちで食べ物を作り、一人一人が活動に参加し、街全体が都市を農園に変えていくドキュメンタリーで、これは凄いなと思いました。
今の世の中、お金を払えば食べ物は品質問わず買えますので、作る必要性を感じなかったのですが、食べ物を作る行為を経験することで、食に対する知識が身につき、考え方が変わるのだと気付きました。
モノづくりと一緒で、消費者は生産の裏側も知るべきなんですね。植物も動物もどのように食卓に運ばれてくるのか理解した上で食べないと有り難みを感じることが出来ません。
消費者が実態を知れば知るほど、ジャンクフードの実態や、健康的な食材は裏でどんな苦労があるのか分かってきます。
私も今後は少しずつでも知るための行動を起こしていこうと思います。
見えないコスト
現代では、コンビニやスーパーなどを運営している企業により、都市では食べ物がすぐに手に入る状態にありますが、そこに並ぶ食べ物は現地で作られたものではないものも多く存在します。
ロシア産のサケ、中国産のうなぎ、アメリカ産の牛肉など、遠く離れた産地の商品はよく目にします。その理由は、地元で作るよりも海外や別の場所から買う方が輸送コストを含めても安くなるからです。
しかしですよ。お金の面でコストは削減できますが、環境の面では輸送や国内配送をするための燃料資源消費コストが必要になります。
この環境コストは、モノでも同じですが価格には直接反映されません。
テクノロジーによる影響
一方でテクノロジーの発達により、日本でもドローンで配送するという方法が取り入れられようとしています。そうなると、配送コストも環境コストも限りなくゼロに近づくので、ますます離れた産地の食べ物を手にしやすくなりそうです。
また、農業用ドローンなども出てきており、農業分野でも自動化する動きが進められています。
こちらは中国のドローンメーカーのDJIの「Agras MG-1」です。
Agras MG-1は農薬という重量物を抱えるために、ローターを8個搭載した若干大柄なドローンです。散布性能は1時間に7~10エーカーが可能で、なんと手動の40倍の効率! さらにリアルタイムで地形をスキャンして高さと距離を保ち、移動速度に合わせて農薬の散布量を調整します。
引用元『ギズモード』
動画はこちら
今のところ価格は1万5,000ドル(約280万円)だそうですが、普及してくると値段も下がるでしょうね。
そういえば近未来の『PSYCHO-PASS』というアニメの中では、北陸地方は全て無人で農業の全自動化がされていました。これに似たような現象は将来起こりうる可能性は十分ありそうです。
人工的に作り出す食べ物
また、近年人口食肉の実験が多く行われているようで、こんな動画を発見しました。
調べたら日本語解説がありました。
『人類を救う未来の食べ物「人工肉」のメリットと作り方解説ムービー』
人工肉の研究が進んで、価格が安くなると普及するかもしれません。
家畜を殺す必要が無いので、環境にも優しく、一部のベジタリアンからは支持も得ているようです。
研究者の方々は、「人工肉の淡泊な味はタンパク質を多く含み、世界的な人口増加による食糧不足を補うことができる」と期待されているようです。
人口食肉が当たり前になれば、家畜を育てて出荷するというビジネスは成り立たなくなり、食のあり方そのものが変わっていきそうな予感ですね。
まとめ
これから食の分野もテクノロジーが入ってきて、どんどん変わっていきそうです。でも追いかけ続けても仕方ないので、食のイベントに参加したり、身近な事から食について学んでいこうと思います。
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