未来の道しるべ
社会を生産的消費者という目線で。
私たちはいち消費者であり、生産者側でもあります。
社会のために生産側にまわりお金を得て、生産されたものをお金を使い消費して生きています。一般的に生産者側は安くで作り、高く売りたい。消費者側は品質が良いものを安くで買いたいと思うはずです。
お気づきのように生産者と消費者では意見が一致しないのです。
なぜ同じ物が沢山売られているのか?
今世の中には同じような物が沢山出回っています。
儲かると知れば、多くの個人・企業が参入し、商品を販売します。
しかし、当然同じような物が何個もあれば、消費者としては安いものを選択します。その結果、多くの企業が競争できる価格に対応するために、生産工場に安く安くと交渉します。
個人であれば自分や家族の生活費だけを考えればいいのですが、企業や工場は違います。
政府の支配下におかれ、売上が上がれば、税金を払い、生産する場所を借り、人を雇い、毎月必ず一定のコストが発生します。
消費者側としては嬉しいですが、生産工場も競争のため、断れば別の工場に依頼され、仕事がなくなってしまいます。
私たちは生産側であり、消費者側でもあるのに、なぜ自分たちで自分たちを苦しめる経済構造になっているのか疑問を持ち始めました。
金が金を呼ぶ資本社会。
このサイクルが拡大すると、企業側は使う金額も得る金額も増えていきます。
ですが、表示されるのはお金だけで、地球資源の使用量が数値化することはありません。
会社の業績を見てもお金の事だけしか掲載されず、これらの消費量が数値化される事はありません。
なぜなら今の資本主義時代において、お金があればこれら全てを手に入れる事ができるからです。お金を使えば使うほど、地球資源は減っていきますが、多くの企業はお金以外の地球資源については無関心です。
※地球資源とはそこで働く人間の時間(寿命)や、木材、石油、水等の材料で、地球に存在するお金と交換して得た対価です。
生産者と消費者の情報をフラットに。
そこでラシカルでは、地球資源についても考えてもらう機会を作るため、生産者と消費者の情報格差をフラットにすることを目的にストーリーを公開しています。
一緒にプロダクトを作る機会を提供し、生産側・消費側の喜びと苦悩を経験して頂くことで、人生を変えるきっかけづくりや、時代を変える生産的消費者が生まれることを期待しています。
「目指す未来のカタチ」
ラシカルが目指しているのは、衣食住さえも、誰かの細やかな恩送りによって成り立つ社会。
恩送りによって成り立つギフト経済圏です。
一昔前は違いましたが、現在は結果的に人間が豊かになるための、最も大きな弊害はお金だという結論に至りました。
お金のためでなく、感情の赴くままに経済が回れば、きっと社会はもっと豊かになるはず。
その思考をもとに、まずは私から実験します。